今日のキーワード「空気を読む」
少し前によく世の中で言われていた言葉ですよね。私はこの言葉を聞くと、いつも不思議に感じていたことがあります。
空気って読めないよね?見えないし(笑)
『雰囲気を察してね』って意味で使われていると思いますが、この空気って、誰が感じてる空気なのか、って事で捉え方が大分変わってくると思います。
確かに、皆が寂しい顔をしている中で、1人笑っていたり、皆が協力して懸命に仕事をしている中、1人だけ見ている。とか、そういう場面では察する力は必要だと思います。
ただ、誰か1人の感じた思いによって発せられた、この「空気を読む」はちょっと違うかなって思うのです。だって、その人の感じた思いは、その人にしか分からないから、『空気を読んで』って言われても分かりませんよね?
そして、多少、「空気は読まない」方が良いと思います。(あの子はこう感じていると思うから、これは言わない方がいいかな)とか(あの人は、忙しそうだから、今、話しかけてはいけないかな)等々。言われたくないか、話しかけられたくないか、の答えを知っているのは、相手だけなのですから、変に空気を読みすぎて、結局、言わなければいけないこと、話さなければいけないことを後回しにしてしまい、それによって自分のやるべき事が遅くなってしまう可能性もあると思うのです。
「空気」→たまには、読めないふりをしましょう(笑)
「風」→たまには、やりたくないことを風に乗ってスルーしましょう(笑)