今日のキーワード「共感」
周りに喜んでいる人や悲しんでいる人がいた場合、あなたはどういう気持ちになりますか？
相手の喜ぶ姿に、あなたも嬉しくなり、ハイタッチなんてしちゃったり。「あの子はあんなに勉強を頑張ってたから、合格出来たんだよね。本当に嬉しいだろうな、その姿に私も嬉しいな～」
相手の泣いている姿に、あなたも悲しくなり、涙が溢れたりして「あの人は大切な人と別れてしまい、とても悲しいだろうな、その姿に僕も悲しいな」
こんな風にあなたは考えると思います。相手の気持ちを想像し、その思いを感じ取り、自分の感情に表す。これが「共感」だと思うのです。
本来、人にはその「共感」する力が備わっているといいます。とても、素敵な事だと思います。
ただ、ちょっと気になるのが、この「共感」するというのを感じ取り過ぎてしまい、良いこともあまり良くないことも、自分の事のように感じてしまっていないか、という事です。
相手の気持ちに寄り添い、共感する。素晴らしい事です。でも、あなたは相手ではない。相手に起こった出来事の感情は、あなたのものでは無いと思います。
相手の感情に入り込み過ぎる「共感」は、時として、お互いにあまり良くない効果を表すかもしれない、と思うのです。特に、近しい人には
気を付けたいものです。