今日のキーワード「きょうだい」
「きょうだい」って、同性、異性に関わらず、とても刺激的な存在のような気がします。時には、仲間。時には、ライバル。心を許せるだけに、相談相手でもあり、ケンカ相手でもあったり。親の愛情をどちらが多く受けれるか、って無意識に思っているような気もします。
「きょうだい」によって、小さいけれど集団行動を学び、上の子は、自分より小さくて弱い者を守ったり、物事を教えたりします。下の子は、上の子を身近なお手本として色々学び、守られながら育っていきます。
『尊い存在』でもあると思います。
そして。この関係性を最大限に良い方向に導くのは、親の意識だと思います。上の子を『しっかりたてる』です。「あなたは上の子なんだから、ちゃんとしないと駄目よ!」とか「何で、お兄ちゃん(お姉ちゃん)なのに、そんなことも出来ないの?」とか、下の子の前で怒っていませんか?
そうすると、下の子は、無意識に「お父さん(お母さん)がそう言ってるなら、そうなんだ。」と思うようになり、上の子を軽く見るようになります。
『尊い存在』が崩れてしまいます。
また、これと反対に、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)は何でも出来るのに、どうしてあなたは出来ないの?」と上の子と下の子を比べてしまい、下の子の自尊心を下げ、何事にも自信が持ちにくい子にしてしまっていませんか?
一人一人違う人間なんだから、『比べない』が大事では無いかと思います。
そして、「きょうだい」という存在がいない人でも、血の繋がりと同じように深く学ぶ環境を作ってあげられるのも親でないかと思います。
「きょうだい」という尊く素敵な関係。そこから得た経験はとても貴重で大切なものだと思います。