今日のキーワード「妬む」
周りの誰かが、自分の気になるところが勝っていたり、自分より高い評価をもらったりすると、人ってその人のことを妬みますよね。
(何で、こんなに頑張っている私より、あの子の方が勉強が出来るのよ!)(何で、僕の方が上手いのに、あいつが褒められるんだ!)って。
気付けば、その相手と話した時に、ふと口から飛び出す「嫌み」。
「いいね~、あなたは大して勉強しなくても成績が良いから」「君は良いよね~、いつも褒められて。僕なんて、いっぱい練習してても怒られてばかりだよ」
「妬み」って、自分が、自分の思う評価を周りから受けてないとか、自分が無いもの出来ないものを持っている人に抱くような気がします。自分が満足していたら、他人の出来が良くても気にならないと思うのです。
頑張っているのに、上手くいかない自分がいるから。頑張っているのに、自分に無いもの出来ないものがあるから。この感情が成績の良いあの子に、上手く出来るあいつに、向かっちゃうんだと思います。
その感情、この「悔しい」って感情、とても大事だと思います。なぜなら、あなたのやる気スイッチをいつでもオンしてくれているからです。
ただ、この感情を相手に向けてしまうのは、エネルギーの使い方がちょっと違うかな、と思うのです。
相手に「嫌み」を発したところで、事態は全く変わらないし、言われた人達はその時はダメージを受けたとしても、これまた、何も変わらないのです。言った自分が後味悪いだけですし、益々相手のやる気に火をつけてしまったりします。
相手がどうか、では無く、自分が前の自分より成長しているか、なのかなと思います。人は得手不得手もあるし、その上手くいっている人達は、皆には言わないけど、陰で相当頑張っているかもしれないのです。
確かに、ライバルがいるほうがモチベーションが上がる方もいると思います。ただ、ライバルって、お互いが刺激し合い、成長していけるのが大前提だと思うのです。
「妬み」。そこから何も生まれません。そのエネルギーを自分の成長に使いましょう。
『昨日の自分』『今日の自分』そして、『明日の自分』。少しずつでも、昨日より成長した自分を褒める。今日、頑張っている自分を褒める。明日に向かって、頑張ろうとしている自分を褒める。相手は関係ありませんよね。