「もしも」
もしも、私の人生の幸せの数が決まっていて、それを使えるのなら、私の分をあの子に使いたいな。
目標に向かって頑張っている君。
出来ないことを克服しようとしている君。
もしも、あの子の苦しみを代われるのなら、私がそれを引き受けてあげたいな。
うまくいかず、肩をおとしている君。
見えないところで涙している君。
あの子にとって、大切な経験だということも、必要な試練だということも分かっている。
だから、心の中で、いつもそう思いながら、
今日も笑顔で「行ってらっしゃい」と声をかけるのだ。