今日のキーワード「見守る」
家族だったり、自分が教育・指導している教え子や部下だったり、守る存在の人達っていますよね。
それぞれが、とても大切な存在だと思いますが、ちょっと守りすぎていませんか？
まだ幼い子供は、物事の良し悪しの判断が未熟だと思うので、親がそれを教えながら、危険が無いように寄り添って学ばせると思います。
教え子や部下には、始めて行う作業の手順を丁寧に説明し、手伝いながら学ばせると思います。
そして、ある程度子供も大きくなり、自分の身の回りの事が出来るようになった頃。また、教え子や部下が一通りの作業を覚えた頃。
基本的な事を丁寧に教え、大体習得出来ているのならば、そこからは、いくら、見ていて歯がゆくても「見守る」のはどうでしょうか？
ここから「見守る」が、スタートです。
ついつい、家族や教え子、部下が何かを失敗しそうだと、まだ結果が出ていないのに、先回りして失敗しないよう対処してしまう。確かに、その人達は大切な存在ですし、出来たら悲しい顔はさせたくないですよね。その気持ち、本当に分かります。
その気持ちをぐっと堪えて、時には手伝いたくなっても、時にはイライラしても、「見守る」。
中々、難しいことですが、自分の大切な存在の人達の成長に繋がると思います。
何事も経験してみないと、分からないですよね。そうやって積み上げられた経験が、その人の心の豊かさに繋がっていく気がします。