「尊い人達」エピソード・3
またまた、朝の電車での話しです。
幼い男の子と赤ちゃんを抱っこしたお母さんが途中の駅から乗ってきました。
幼い男の子は、電車に乗る前から半泣き状態で、乗ってからも何かをお母さんに訴えていました。
いつものように、席に座り、軽く目を閉じていた私は、何を訴えているのか、聞いていました。
「電車の中だけは付けておいてね。」と言う、お母さんの声で、私は目を開き、その子を見たら、可愛らしいマスクを着けています。でも、どうやらそれがイヤみたいで、まだ半泣きです。
しかし、その子の口から出た言葉は、「座りたい~💦」でした(笑)
(あっ、そっちか💧)と思って、席を譲ろうか迷っていた私の耳に聞こえてきた声は、少し低い、でも優しい男の人の声でした。
「席に座りますか?」と男の子に声をかけると、男の子は泣き止み、どうして良いか分からないのかモゾモゾしていました。お母さんが席に促し、座らせていました。
今回は、その男性の近くの席が空いていたこともあり、男性の方も座っていらっしゃいました。
2、3駅乗って、その親子は男性にお礼を言い、降りて行かれました。もう、すっかり男の子も泣き止んでいました。
今回も、お恥ずかしいですが、私はその光景を見ていただけでした😅
男性の素早い行動、少しでも座れて満足そうに降りて行った男の子。
人の満足感って、ちょっとした尊い人の行動で実現しちゃうんです!
私も素早く気付けるように心掛けたい!という思いと、朝からまた、ほんわか温かい気持ちになれた嬉しさを味わいながら、電車を降りました🤗